運営の基本方針

以下の、9つの方針に基づいてみなと科学館を運営します。

  • 1)港区の人々と連携し、地域の資源を「生きる力」の教科書として科学を楽しむ学びの場とします。科学館スタッフと共に全ての人々が相互に交流することによって、新しい時代の協働するネットワーク科学館をつくっていきます。
  • 2)子どもたちや区民などが港区に愛着を持ち、地域のことを誇らしく感じ、将来を支える人材となるためのきっかけとなります。国際都市である港区らしく、世界のWell-being(幸福)を考え、持続可能な環境・社会づくりに貢献できる活動に努めます。
  • 3)子どもたちには、探究型学習などを通じて、観察や実験、分析や考察、振り返りや対話などの過程を提供します。学校で学ぶ理科と身の周りにある科学や技術などとのつながりを見出す装置としての役割を科学館に持たせます。
  • 4)物事を多様な視点で捉え、考える力を育成するプログラムを提供します。主体的な学びと考察、多くの人たちとの対話や共創、未来を想像することによって、社会を変えていく自信と創造性を育みます。
  • 5)教育委員会、教育センターと協働しながら科学館の特徴を活かした学習カリキュラムを開発し、子どもたちの科学館利用による学習効果を高めます。また、教員研修や教材貸出など学校支援となる事業に取り組みます。
  • 6)港区内外の大学や企業など、様々な関係者には、双方の活動活性化のメリットを創出し、 オープンイノベーティブな連携によって科学研究や技術開発と社会を結ぶ機会を提供します。科学や技術の「社会的、文化的意義」を発信します。
  • 7)気象庁、気象科学館との併設による特性を活かし、積極的な連携を行います。地球規模の自然環境や気象現象を理解し、「地球人」的スケールの視点から、現代社会の課題を自らのことと捉え、考える機会を提供します。
  • 8)科学や学びに興味を持つ人々も、あまり興味関心がない方でも楽しめる企画展や講座を開催し、広く利用者が科学体験に触れるきっかけを提供します。 科学を身近なものとして捉え、科学への涵養、リテラシーの向上に務めます。知識や教養を身につけることの出来る「知の拠点」として、港区の地域ブランドへの貢献に務めます。
  • 9)来館する全ての人が施設を公平で平等に利用できるように利用機会の均等に努めます。新たな感染症などの流行に対しても、安全で安心して利用できる施設運営に務めます。